2015年7月3日金曜日

音楽セラピー

リビングにギターがあります。高校生の頃にクラッシクギターをやっていた姉から、
お下がりで貰ったものです。写真のものは、3本のギターの中で最も古いもの。若干変形していますが、一番弾きやすいギターです。

転勤を繰り返した20代の時も一人暮らしの部屋で、よく弾いていました。今の地に移ってからは長い間、屋根裏に眠っていた時期もありますが、ふとした思いが湧き、5年ほど前からリビングで復活させました。
脳トレを兼ねて、いつでも触われる状態で置いています。

 両親は既に他界していますが、晩年、部屋で静かに過ごすことが多かった母に、寝たきりにならないように散歩を勧めていました。拒否はしないものの行動に移さない母に対して無力感を感じていました。

そんな頃でしょうか、実家に帰ったときに、元気を出して欲しいと願いながら、よく古い昭和の歌謡曲を弾き語りで歌っていました。すると、となりの部屋で横になっていた母が起き出してリビングに現れ、少し嬉しそうな、懐かしそうな顔つきで、耳を傾けていました。手を差し伸べて散歩へ誘うことも可能でした。認知症を患っていた父は大きな声で合唱してくれました。

この時、あらためて音楽の力を感じました。その時以来、音楽とカラダづくりを組み合わせた楽しいウェルネスプログラムができるはずだと強く思いました。それから10年が経ちました。
ほぼイメージができ上がり、そろそろ実行に移したいと考えているところです。


“動けるカラダが未来を支える”は、wasedaウェルネスネットワーク のキャッチフレーズですが、これを文字って、“歌えるカラダが未来を支える”というコンセプトがあってもいいのかなと思っています。

http://wasedawellness.com/