2013年3月20日水曜日

水中では、こんな動きができます(13.03.20)


 プールでは、様々な健康づくりエクササイズが行われています。「プールは泳ぐところなので歩かないように」と注意された時代がまるでウソのようです。今やフィットネスクラブのプールではウォーキングをしている人の方が多いくらいではないでしょうか。

 水中では重力から解放されるので、関節への負担が軽減します。筋肉もリラックスし可動域も広がり、気持ちよく体を動かすことができます。ヒザに不調を抱える方も、水中では関節の負担を減らした状態でヒザ周囲の筋肉を鍛えることもできます。
 また、浮力を活用することで陸上では不可能な運動もプールでは可能となります。
 例えば、マシンジムで脚部を鍛えるレッグエクステンションやレッグカールという種目があります。このトレーニングでは、ヒザから上はイスに固定し、ヒザから下の部分だけを動かし太腿部を鍛えます。
(写真)レッグエクステンション
 

 同じレッグエクステンションやカールでも、浮具を利用し水面に体を浮かせ(浮遊位)、写真のように下腿部を固定して、ヒザの曲げ伸ばしを行うと、体全体が水面を右方向や左方向へダイナミックに滑っていきます。

(写真)浮遊位でレッグエクステンション

(写真)浮遊位でレッグカール


 そもそも固定物と接触がない状態で体を浮かせるという行為も、宇宙遊泳のように神秘的なものですが、プールの中では、陸上ではイメージできないような様々な運動を展開することができます。