2012年10月22日月曜日

階段を後ろ向きに下りる(12.10.22)


 時々、自宅の階段を後ろ向きに下りています。股関節の動きを意識しながら、太極拳のようにゆっくりとした動作で下ります。後ろ下りでは、足首・ヒザ・股関節がうまく連動するのでヒザへの負担も小さくなります。
 さらに、殿筋群、ハムストリングス、大腿四頭筋などの下半身の大きな筋肉がエキセントリックに活動するので、加齢に伴い顕著に萎縮する白い筋肉(速筋)が刺激を受けることにもなります。


前向きに階段をゆっくり下りる方法もありますが、ヒザの動きが中心になりやすく大腿四頭筋が強く緊張し、ヒザ関節への負担も大きくなります。
実際に後ろ下りを行ってみると、意外とやりやすいことに気付きますが、転倒の危険性がないわけではないので、お勧めのエクササイズというわけにはいきません。
 後ろ下りに興味のある方には、階段のワンステップをゆっくりと上り下りする方法をお勧めします。フィットネスクラブのメンバーの方には、スタジオで行われているステップエクササイズがお勧めです。

 このエクササイズでは、前向きに上り、後ろ向きあるいは、横向きに下りる動作が基本となっているので、足首・ヒザ・股関節がよく連動して働きます。特に股関節を意識して上手に使うことがポイントといえそうです。
 この股関節動作の習得は、日常動作におけるヒザや腰への負担軽減につながるかもしれません。