2010年7月7日水曜日

1に運動、2に食事・・・(10.07.07)

 成人病から生活習慣病に名称が変わったのは、自己責任病であることを強調し 予防につなげる意図があったようですが、改称の効果はなく拡大を続けています。
 「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」という厚生労働省の予防を呼 びかける標語がありますが、運動や食習慣とともに非喫煙習慣は、スポーツクラブスタ ッフとしての当然の責務でしょう。

 さて、禁煙しようと考えている人には弾みになりそうな研究報告があります。 Surgeon  General  Report(米国軍医総監報告)によると、50歳までに禁煙す ると、65歳までの15年間で死亡のリスクが半減するそうです。年齢が高くなって も喫煙習慣をやめることによる、リスク減の効果は極めて大きいということです。
 筑波大学グループの研究でも、「10年くらいタバコを吸わないでいると、完全に吸 わない人と同じレベルに戻る」と報告されています。
タバコ
 「そんなメッセージで、タバコをやめるほど意志が弱くない」という愛煙家の声が聞 こえてきそうですが、健康支援を生業としている指導者に、喫煙ほど不釣り合いなもの はありません。